コロナ感染拡大以来、感染対策の一環として換気の重要性がさらに高まっています。
そこで補助金や助成金を活用して資金調達をし、空調設備を導入することも可能ですので、補助金や助成金に関する
基本的な情報をお伝えします。
補助金と助成金の違い
▶ 補助金
補助金には必ず審査があります。申請をしていても審査が通らなければ受け取ることはできません。
▶ 助成金
助成金は条件さえ満たしていれば、原則受け取ることができます。
とはいえ、審査と条件という違いはありますが、補助金と助成金の違いはほとんどありません。
補助金も助成金も国や地方公共団体、民間団体から支出されて、原則は返済不要です。
違いは、補助金は予算が決まっており「最大何件」という決まりがあり、そのため公募方法によっては抽選や早い者勝ちになるなど、申請しても受けられない可能性もあります。
助成金は受けとるための条件が決まっていますので、それを満たしていればほぼ支給されます。
さらに補助金と助成金とも返済不要という点でも同じですが、目的については少し異なりますので、その違い・利点・注意点について以下にまとめます。
補助金とは
補助金とは、おもに国が新規事業や創業促進など、さまざまな国策を促進するための手段の一つとして実施されています。
国や自治体などが何らかの政策目的を達成するために公金を使って企業や個人事業主を支援する制度になります。
そのため、補助金が交付される時期も予算が決定してからになりますので、大抵の場合は4月頃から5月に公募されるものが
多くなります。
補正予算が組まれた場合などには12月に補助金の二次公募などが組まれる場合などもあります。
また、予算の関係上、人気の補助金などは期限前に終了してしまう場合もありますので、ある程度事前に予備知識なども必要になってきます。
▶ 補助金のメリット
①助成金よりも種類が豊富です。
②支給額が助成金に比べて大きい場合が多い(数百万~数億円)
③経費の適用範囲が広い
▶ 注意点
①発表から締切まで1カ月程度など公募期間が短く、年に数回のみという場合が多い。
②予算が決まっているので倍率も高く、申請して受け取れない可能性がある。
※一説によると、審査合格率は40%とも言われています。
③支給されるまでに時間がかかる。支給は約1年後の後払いとなることもあります。
④補助を受けられるのは、事業全部または一部の費用となります。
⑤補助金によって補助率や上限金額は異なります。事前の審査や事後の審査によって額も変動することがあります。
助成金とは
助成金は、おもに厚生労働省が雇用増加や人材育成のために実施しています。
▶ 助成金のメリット
①原則、通年を通して申請が可能です。
②業種や社員数など、公募条件に合致していれば、ほぼ支給され難易度は低いです。
▶ 注意点
①人気の助成金は発表から2カ月程度で受付終了になることもありますので、早めの申請が重要です。
但し、各自治体により異なりますが、通常は3月末の年度末まで受け付けているところも多いです。
エコライフエア東京では法人・個人事業主様が空調設備投資のために
補助金又は助成金申請をされるご支援も行っております。
有償になる場合は前もって申しあげますのでご安心ください。
空調設備に関する補助金・助成金事例
補助金・助成金は毎年、年度で変わりますので、参考までに昨年度の補助金あるいは助成金制度をご紹介します。
なお、2023年度の補助金・助成金に関しましては、関係各省または地方自治体のホームページをご参照ください。
▶ 国政の補助金・助成金事例
公募期間:2021/05/26~2021/06/30 上限金額・助成額 150000万円 |
公募期間:2021/05/26~2021/06/30 上限金額・助成額 150000万円 |
公募期間:2021/05/26~2021/06/30 上限金額・助成額 ※公募要領を確認 |
公募期間:2021/06/08~2021/07/22 上限金額・助成額 1000万円 |
公募期間:2021/06/03~2021/07/26 上限金額・助成額 5000万円 |
公募期間:2021/06/03~2021/07/26 上限金額・助成額 4000万円 |
▶ 地方自治体の補助金・助成金事例
公募期間:2021/07/07~2022/02/28 上限金額・助成額 1000万円 |
公募期間:2021/04/12~2022/01/14 上限金額・助成額 150万円 |
公募期間:2021/04/26~2021/06/04 上限金額・助成額 500万円 |
公募期間:2021/04/26~2021/05/31 上限金額・助成額 100万円 |
現在の状況は、該当する機関のホームページをご参照ください。
有償になる場合は前もって申しあげますのでご安心ください。